JOURNAL

2023.02.21「 DO-1 SEWING 」 2023 SS 展示会

こんにちは、スタッフの八子です。

1952年創業、老舗シャツメーカーの「 ドゥー・ワン ソーイング 」( 以下 DO-1 )の展示会へスタッフ一同で行って参りました様子を本日はお届けいたします。

ところで皆様は、当店で展開しておりますお仕立てコース( Product Line )の一つ、『 Factory Collection 』をご存知でしょうか?

Factory Collection とは

端的に言えば、メーカーが企画し、生地の提供から縫製に至るまでメーカーで開発した商品を当店では「 Factory Collection 」と銘打ってご紹介しております。


特定アイテムに特化した専業のメーカーが故の確かな技術力。専門性のある生地を一括仕入れすることによる豊富な品揃え。これは当店を含めた単独店では出力しきれない買い付けの量や設備投資とも言えます。

この様な背景を持つ商品を、リテールである販売店が代理店となってお客様にお届けする座組み。


おおよそこの様な商品は、スケールするためにもパターンオーダー化されていることが世の常なのですが、同様に私達はパターンオーダーが一概に廉価な商品ではないと考えております。

当然ながら既製品と同じ理屈で、お客様のお身体と商品のパターンの親和性が高ければ一定の着心地をご提供することが出来、一拠点で買い付けることによる多品種の服地ラインナップや専門性のある技術力は、価格においても経済合理性があります。

当店としては、これらの利点はメリットとして認識し、私達の目から見ても職人として評価出来るパターン(型紙)や縫製ならば商品として取り扱っていく方針を掲げております。


今回訪問したDO-1様が展開するアイテムの中で、「オーダーシャツ」「エミネントスラックス」を当店ではご提供しております。

オーダーシャツだけでも、ご紹介できるバンチ(生地見本帳)は12冊!
エミネントスラックスは、ドレス・カジュアルを種録した2冊バンチをご用意しており、ディテールやボタンに至るまで、数多の選択肢にオーダーの面白さが詰まるラインナップです。

ご説明が長くなりましたが、ここからは展示会へ訪れた様子をご紹介いたします。

新たにリリースされたアイテムは、私達の購買意欲もビンビンと刺激を受けて参りました!

シャツメーカーではあるものの、スーツやスラックスなど、シャツの枠にはとどまらない様々なアイテムを製作されています。

テイストもドレスからカジュアルまで縦横無尽。

説明を受けながら食い入るようにアイテムをチェックしていきます。

中でも気になったのが、力を入れて展開されていたオーバーシャツ。

シャツのディテールを踏襲しながらも、サイズ感や見た目はブルゾン。

使用する生地やポケットのデザインで、如何様にも表情を変えられる非常に魅力的なアイテムです。

インナーにドレスシャツ、スラックスで品のあるコーディネートもよし。

スウェットやニットの上にラフに羽織り、チノパンやジーンズでカジュアルなコーディネートもよし。

どんな生地、どんなディテールで楽しもうか。妄想は尽きません。

オーバーダイ( 製品染め )のスラックスは驚きの色数!

ストレッチが利いており、ゴルフをされる方に大変な人気のようです。

自社で工場を持ち、自社で生産。
自社で生地を持ち、豊富な選択肢をお客様へ提供。
その在り方は、製造業を生業とする私達にとって1つの理想系と言えます。


規模や専門性はそれぞれですが、引き続き精進して参ります。


ホームページにてFactory Collectionの仕立て上がりを紹介しておりますので、是非ご覧下さい。




FABRICS

情報が整い次第、掲載致しますので、お待ち下さい。