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2023.01.29Mail Magazine Archives vol. 23
2023年1月29日 配信(一部抜粋)
『 大山乗り越えそぞろ歩きな技術日記 』
![](https://second-house.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2022/12/598c5a78bc5fe3aa45ffb23219ef063e-1024x90.png)
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ちょうど一年前の今日。
私たちは両国に向かっておりました。
行き先は両国国技館、豪栄道関 (現・武隈親方) の断髪式。
光栄にも式典にてご着用頂く、タキシードのお仕立てを拝任し、当日はそのサポート含めお招き頂きました。
現在に至っては、場所の合間に年6回ほどご来店頂き、お仕立ての打ち合わせを進めるのですが、クラシック好きの親方はなかなか造詣が深く、談笑の時間もあっという間に過ぎていきます。
振り返ると、技術者としての研鑽にこれ以上ない教材であり、まさにぶつかり稽古そのものだったと感じます。
バスト、ウエスト、ヒップともに130cmは優に超え、中々出会えない寸法。
特筆すべき点は “絶妙な身体のバランス” です。
約150kgの身体を動かす強靭な筋肉や、日々の鍛錬で最適化された骨格。
表面を覆う脂肪は柔らかいですが、それ以上に内側からの強烈な張りを感じてなりません。
大柄な方や、肉付きの良い方とはまた違うエネルギーを持ったお身体。
そこから学んだのは見た目のフォルムだけでなく、本質的なバランスの見極め。
細部の寸法を追いかけながらも、生地重量の分散と重力に逆らわずドレープさせる型紙設計や縫製技術。言葉にするとシンプルではありますが、大切な事に改めて気づかせて頂きました。
これまでにご納品したお仕立て着数も両手に届くところ。
型紙や仕立てのブラッシュアップはこれからも続きます。今後も高みを目指し、スタッフ一同精進して参ります。
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2023年1月29日 配信(一部抜粋)Mail Magazine vol. 23 より
『 大山乗り越えそぞろ歩きな技術日記 』
![](https://second-house.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2022/12/598c5a78bc5fe3aa45ffb23219ef063e-1024x90.png)
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