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2026.01.23内モンゴルから贈る Cashmere Jacketing

MTM – Factory cut

2025 – 26 AW 最後のカシミヤ作品のご紹介です。

今回のご要望は「 ゴルフ場へ行く時のジャケット 」から始まりました。


イコール素材選定は、カシミヤではなくても良いのですが、”車の運転があるので厚着したくない” や “季節感を表現する生地選び” なども考慮し、アラシャンカシミヤをご提案。

ボディはラグジュアリー感の演出も狙い、LORO PIANA TOP-CHINA@(トップチャイナ)に決定。
上質な素材で、車内やクラブハウスなどで、心地良く過ごして頂きたく願います。

ディティールと仕立てのアプローチは、コンセプトを踏まえ3つのポイントを設けました。


① フロントカットは、ラペルから裾まで流れるようなラウンドカット

② 毛芯一枚と広身返し(背抜き)仕様を採用し、カシミヤ素材の柔らかさとドレープを表現

③ 袖 “ゆき綿” は、ウールフェルト1枚を添え、運転時のストレス軽減


本作は工場の型紙をベースとする MTM – F のお仕立てながら、当店では案件ごとにご要望を踏まえ、細かい変化を加え、目的に応じた装いになるよう努めております。

特に “ゆき綿” のアプローチは、毛芯の選定と並び、プロダクトに与える影響に面白さが詰まります。

例えば、テーラード然とし張りのある袖を表現するならば、毛芯2枚+フェルト芯などは代表的であり、袖山を “ロープド・スリーブ” にするならば、ゆき綿の袖山部分に更に毛芯を追加するとイギリス的な表現にも変化します。

このように副資材が増えますと、袖がゴロついたり、硬くなる可能性もありますので、本作は “フェルト芯” のみのアプローチで、カシミア生地のドレープだけでなく、袖振りの柔らかさにも繋がるよう工夫を凝らしました。

【 JACKETING 】



LORO PIANA(伊)
TOP – CHINA

Alashan Cashmere 100%
Weight 400 g / m

Fabric No. 2813-9708


2025 – 26 AUTUMU & WINTER
Fabric Price ¥188,000 + tax


別途 お仕立て代

PRODUCT LINE
MTM –  Factory cut( MTM – F )

カシミアと言えば、ロロピアーナと呼ばれるほどに、原毛産出国の生産地に資本を投入し、徹底した品質管理と独自のサプライチェーンの構築に努めることで他社との差別化を図り、代名詞となるブランディングに成功した背景があります。

特に同社が拘るのは、内モンゴル自治区のアラシャンヤギから得られるアラシャン産のカシミヤ。
激しい寒暖差によってもたらされる良質な水と広大で豊かな牧草地がモンゴル特有の生育環境です。

乾燥した空気、厳しい寒さと標高は、上質なカシミヤを生産する理想的な環境と言われており、広大な大草原に放牧されているモンゴルのカシミヤ山羊には、表面を覆う太く長い毛と、その奥に生えている産毛があり、その産毛は非常に細かく、手触りが柔らかく、絹のような光沢と独特のヌメリ。そして保温性と吸湿性が高いのが特徴になります。

こいった背景の原毛を、冬用ジャケットとしては丁度良い目付 400g/M のボディを服地に採用することで、ON・OFFご着用頂ける1着になったと感じます。

製作後の感想ですが、ゴルフ行く用のジャケットがカシミヤを希望されるところ、このお客様らしさだと感じております。

とは言え、ビジネスシーンでもご着用頂けるよう仕立てに努めた次第です。

また今回のご要望だけでなく、様々なお客様に “ゆき綿、ウールフェルト1枚” のご提案を増やしても面白いと感じております。フワッとした袖の被りは、テーラード然としながらも柔らかい表情が魅力の一手と考えております。


2026 – 27 Autumn & Winter に向けて、カシミヤジャケットをご検討の方は、ぜひご参考に頂けますと幸いです。皆様のご来店をお待ち申し上げます。




FABRICS

情報が整い次第、掲載致しますので、お待ち下さい。