PRODUCT LINE
MTM – Factory manipulation（MTM – F）


SCABAL（白）

Pet name
LONDONER

Wool　100％ ( S’140 )

Weight　250 g / m

SCABAL はベルギー、ブリュッセルにて1938年に創業。
創業から2023年で85年と、他の生地メーカーと比べるとやや最近の域になります。
特色はラグジュアリーでありながら、技術の粋を集めた生地のラインナップではないでしょうか。


モヘア混の生地製造が高難度であった1950年代、ドーメル社が開発した TONIK に対抗し製造された TITAN。
1970年代には、その当時では最も細い原毛（Super 100・繊維直径が18.5ミクロン）を使用した服地を発表。
他には超微細に砕いたダイヤモンドを、 Super 150 × シルク の原毛に織り交ぜ作り上げた『 DIAMOND CHIP 』など。
最先端の技術と、これでもかと言わんばかりの贅を尽くした生地たち。
ここまで突き抜けたものづくりは SCABAL の右に出るメーカーは無いでしょう。


使用した生地は LONDONER。
Super 140 の原毛を使用し、一年の長い間着用できるウエイトで織られた綾織の生地です。
柔らかい光沢としなやかなタッチを損なわない様に、芯に関しても薄くハリのあるものを使用。
パット等の副資材もなるべく柔らかいものを採用しました。


毎シーズンご注文を頂く今回のお客様。
体型の補正はかなり精度が高く仕上がる様になりましたが、体型の微細な変化や生地によっても補正のブラッシュアップは都度必要です。
ビスポークで培われた設計のアプローチを、可能な限り落とし込み隙のない仕上がりを目指していきます。