JOURNAL

2023.03.19Mail Magazine Archives  vol. 16

2022年12月13日 配信(一部抜粋)

『 大山乗り越え そぞろ歩きな技術日記  』

クリスマス、お正月。
年の瀬をひしひしと感じる言葉です。


私が以前お世話になっていたアトリエでは、この言葉が出ると戦々恐々としていたのを思い出します。

そのアトリエでは、ある歌手のステージ衣装をお仕立てしているのですが、クリスマスのディナーショーと大晦日の歌合戦用に当時毎年 4~5着をお納めしておりました。

大体予定が立つのが12月頭頃、そこから製作に入るので大急ぎの仕事です。

そこからは正に “師走”。
3人の師匠は超特急で仕事をこなし、私も負けじと針を進めます。


このステージ衣装、当たり前ですがどれも難易度の高い生地ばかり…
一瞬でも手を抜けば全てやり直しが確定。

最後のオーナーの検品も厳しく、今思い出すだけでも涙が出そうです 笑


そして全ての衣装の検品が終わった時の安堵感は忘れられません。
静かに迎える年末も良いですが、あの熱気とドタバタ感を乗り越え、テレビに映る衣装を食い入るように見ていた当時の大晦日を懐かしく思い出しました。

2022年12月13日 配信(一部抜粋)
Mail Magazine vol. 16 より

『 大山乗り越え そぞろ歩きな技術日記  』




FABRICS

情報が整い次第、掲載致しますので、お待ち下さい。