TAILOR SECOND HOUSE 竜田です。
本日は当店のオーダーシャツ、その中でも Factory Collection で展開するバンチ（生地見本帳）をご紹介致します。


Factory Collection（以降、FC）とは〝メーカーが企画し、生地の供給から縫製に至るまで一気通貫して開発したアイテム〟を当店ではFCとカテゴライズしております。

FCアイテムは、主にパターンオーダー展開。特徴は、特定アイテムに特化した専業メーカーが持つ技術力、専門性のある豊富な生地のラインナップが魅力。
研究された型紙設計やパターンオーダー化で圧縮された工数に学ぶことは多く、１対 n（販売代理店数）で展開することで実現するプライシングも魅力のプロダクトライン（お仕立てコース）です。


この専門性はとても素晴らしく、私たちも愛用したいと感じたアイテムをFCのラインナップに加えご提供しており、そこに当店のフィッティングを加えることで更に昇華するよう努めております。

今回は、1952年創業『 Do1 Sewing 』 のオーダーシャツで展開するバンチ（生地見本帳）１２冊から、４冊をピックアップしご紹介致します！

Do1 Sewing Shirt　バンチ コレクション

【 BASIC 】 シャツ生地の決定版！とも呼べる押さえておきたい定番品をラインナップ


季節や流行に左右されない定番性の高い色柄や生地感を中心に、ブロードやオックス、ダンガリーが多数収録。

この１冊はシャツ生地の見本市とも言え、ドレスシャツは勿論のこと、カジュアル着用可能な生地もラインナップされています。

また BASIC の名を冠するこのバンチは高品質でありながら、他のバンチより在庫を多くストックすることで、2・3年後に〝リピート購入〟 頂きやすいよう配慮されたコンセプトを持ちます。

当然ながら「 在庫数 = 買付量 」でもありますので、価格面でも高いパフォーマンスが魅力。
定番好き、詳しくないからこそ安心感が欲しい方、スティーブ・ジョブズ式の着こなしを好むお客様にお薦めの１冊です。

Price Range　¥12,100 〜 ¥22,000 in tax

【 BOOK Ⅰ 】定番生地に機能性を加えた、時代性を反映したコレクション


機能性を追求し開発された繊維や、加工を施する事により機能性を付与したシャツ生地が集積された１冊。

ストレッチ素材・TECH Wool（ウォッシャブルウール）・COOL MAX（接感冷却）、速乾性や形状記憶など、時代を先駆ける品揃えに私たちも驚かされる機能が目白押し。

ビジネスシーンや、リラックスした着こなしを楽しめる生地を主軸に、日々のメンテナンスや機能性の高さを重視する方におすすめのラインナップです！


Price Range　¥12,100 〜 ¥20,900 in tax

【 BOOK Ⅱ 】季節性の高いカジュアルなシャツ生地とトレンドが凝縮したバンチ


天然由来の素材、古典と最新を駆使した糸づくり、そして表情豊かな織り出しで四季折々のシャツ生地が収録される１冊。

春夏には、リネン混やレノクロス(絡み織)・シアサッカー。
秋冬用ならば、フランネルやコーディロイ・肉厚感ある綾織など。

ジャケット × パンツスタイルや、休日着用など、着崩しが好きな方に刺さるコレクションが目白押し！

ファッションの可能性をぜひ満喫し、お楽しみ頂けば嬉しく思います。


Price Range　¥15,400 〜 ¥18,700 in tax

【 BOOK Ⅲ 】色気・個性が詰まるファンシーなファブリックを収録するコレクション


ジャカート織を中心としたデザイン性の高い生地は、精細な織り模様が立体感と奥行き感を演出し、色気のある仕立て上がりをお楽しみ頂けます。

花柄・幾何学模様・ペイズリー柄など、華やかなオーダーシャツは、パーティーシーンやアバンギャルドな着こなしにオススメの１冊です。


Price Range　¥14,300 〜 ¥17,600 in tax

表示価格 ： 2023年3月16日 現在

最近、続々と新作の生地の入荷が続いており、シャツを変えるだけで既存のスーツやジャケットが華やぐのは、ドレスクロージングの面白さだと再認識しているところです。

追って入荷生地もご紹介してまいりますので、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。


個人的には、Leno Cloth（レノクロス）非常にお薦めです。
白やサックスブルーを選定頂くと、これだけでビジネスシーンに求めるカッチリ感は十分担保され、絡み織りがゆえの面の柔らかさが、シャツだけでなくコーディネート全体にアクセントとなります。
ビジネスライクにも、カジュアルにも着こなせる余白が妙手で、それでいて肌離れの良さや、シワになり難い物性を兼ね備えた逸品。

特に夏、袖を通すと快適すぎて病みつきになります！
ではまた。