JOURNAL

2022.12.15Mail Magazine Archives vol. 03

2022年10月27日 配信(一部抜粋)

『 オーナー中野のひとりごと 』





オリジナリティとは何なのか。

この問いは私の最大の関心事とも言えます。

個人的にはコンサバティブな装いに、柄や色使いでアクセントを加えるルックが好みなのですが、ファッションを定量的に評価するのはとても難しいことだと感じます。

だからこそ私たち職人が拘るべき一番地一丁目はサイズなのではと、これまでの経験で学びました。街中に綺麗なサイズで着こなす御仁をお見かけすると、その美しさに目を奪われ、仕立てのアプローチを研究すべく密かに後をつけて歩くこともしばしば。

動的な仕草が加わると、仕立ての良し悪しがハッキリと分かります。


プロダクトの価値となると、価格やブランド力など、様々な要素の積算で構成されるため、良し悪しと言うより好みと言えるでしょう。

綺麗なサイズとは、横にシワが入ることなく身体の起伏を包み込むように重力に従って生地が落ちる着姿です。これは、定量的にも定性的にも評価に値します。



次回はこの辺りを深掘りしつつ、当店のオリジナリティについてお届けいたします。








FABRICS

情報が整い次第、掲載致しますので、お待ち下さい。