FABRICS

2023.01.25Loro Piana / WINTER TASMANIAN

Loro Piana(伊)
WINTER TASMANIAN

Wool 100% 
Weight 340g / m

Special Price ¥288,200 → ¥253,000  in tax
SOLD OUT

No. KC 3

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suit

物性アングル
実物カラー(グレージュ)

比類ない WINTER TASMANIAN

1820年代、ドイツのサクソン系メリノ種の羊をイギリス経由でタスマニア島へ送られたところから独自の生態を築き、外来種の受け入れを行わず純度の高い血統を守り受け継がれてきたタスマニアウール。

島の3分の1が世界遺産や国立公園に指定されており、羊毛生産に理想的な気候の土地で育つ毛質は、1970年代に羊毛価格の世界記録で業界首位の地位を確立。世界で最もピュアでクリーンな島と評されるタスマニアウールは、その白度の高さ故に染色した時の発色にも優れた名品として知られます。

『世界で最もラグジュアリーなファブリックを作る』というロロ・ピアーナ社のミッションにおいても、このタスマニア島は非常に重要な原毛の算出拠点として、古くから品質管理や産業の支援に携わってきた経緯を持つ。

細く繊細な原毛を用いた場合、紡ぐ糸も細くしなやかな織り上がりが多く流通するなか、このウィンタータスマニアンはS150’s原毛を惜しまず使用し、しっとりとした肌触りの滑らかさを残した340gウェイトの織り上がりはドレーピングにも長け、その表面からは宝石と見間違える上品な光沢が帯びた逸品です。

当店がストックする一品

LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンのグループ)に加入以来、さらにラグジュアリー路線へ突き抜けた印象が強いロロピアーナ。そのクオリティは流石の一言です。

当店としては、ドレープ至上主義の服地はあまり好みではありませんが、この『 WINTER TASMANIAN 』は正に比類なき服地と感じます。

原毛の生息環境を彷彿させる、しっとり加減とオイリーさ。生地表面に対するフィニッシュの卓越さ。それでいて、アイロンワークのコテ利きが良く、針通りも心地良い。目付も相まって非常に仕立て栄えの良い1着をご提供出来ます。

どうやらこの目付の WINTER TASMANIAN は一旦ディスコンとなるようです。きっと更に価格含め進化することだと思いますが、名残り惜しさも感じるところです。出来る限り、このボディをストック出来るよう収集に務めて参ります。